|
町の景観と記憶
|
|
2008/04/29(Tue)
|
![]() NPO法人歴町センター大聖寺。 名前だけ見るとなんだかよく分かりませんが、旧城下町大聖寺の歴史的景観の保存と再生を進めるNPOです。 そしてその活動は、「まず動いて考える」瀬戸達さんが機関車のように牽引車となり、着実に実を結んでいます。 山ノ下寺院群の一角に「大聖寺町並み景観広場」が完成しました。 現代版の「広見(ひろみ)」です。藩政時代から道が交差する辻が広場になっていていました。それを広見と呼び、本来は防火目的でつくられたのですが、辻説法や子供の遊び場として日常的に人々が集まる場所だったそうです。 ちょうど交差点あたる正三角形の小さな広場の周囲には、十種類の実の生る木が植えられました。 柿、イチジク、グミ、カリン、ザクロ、ビワなど、昔はどこでも近所にあった懐かしい木ばかり。 子供の頃は木に登ってナツメの実ばかり食べていました。最近は見かけませんね。味の記憶も消えかかっています。 「子供たちが育って都会に出ても、地元の景色を思い出す、そんな広場、木の実であってほしい」と瀬戸さん。 NPO設立趣旨にも「歴史的景観を守ることで、人々に潤いを与え、次世代の子供たちが地域に誇りをもって暮らせるように...」と記されています。 地域の歴史や生活文化の積み重ねが景観です。現代は、よほど強く意識しなければ伝統的景観が守れない時代といわれています。町の風景は、いわば「地域の意思」「住民の考え方」がそのまま表れてきます。10年、20年と時が経つにつれ差が出てくることでしょう。意志が感じられる町・大聖寺は、今の静けさのままより光を放っていってほしいですね。そして観光の姿勢も試されます。※一般用に3台分の無料駐車場があります。(M.O) ![]() ![]() ![]() |
|
コメント |
|
コメントの投稿 |
|
|
|
トラックバック |
|
トラックバックURL
→http://tabimati.blog79.fc2.com/tb.php/208-4649af29 |
|
▲ top
|
|
| メイン |
|





