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宿場町の面影が漂う 動橋を歩く【後編】

モデルコース

2011/11/13 Sun
動橋散策の後編は、かつて宿場町として栄えた動橋を象徴する建造物「十兵衛宿」に訪れました。
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「十兵衛宿」は、明治初年に建てられた建造物で、江戸後期の建築様式を残す県内唯一の旅籠跡です。

所有者が3度変わり、2度の増改築がおこなわれたものの、2階の保存状態は良好で、
ほぼ当時のまま残っています。現在は谷口家の所有でご自宅として住まわれています。
今回は特別に、正面玄関の下屋とほぼ当時のままに残っている2階の客室を拝見させていただきました。

1階はかなりの改造が行われていますが、
正面玄関の下屋では、日本古来の細工が残されています。
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※点線囲み部分 右「臍(ほぞ)」、左「楔(くさび)」

玄関の両端に袖壁があり、臍(ほぞ)で留め、楔(くさび)を打ち込むことで、
柱がなくても大量の積雪や振動に耐えてきたそうです。
この細工は日本古来の「軸組工法」の1つであるといわれ、
金沢城の菱櫓(ひしやぐら)や五十軒長屋にもこの工法が取り入れられているそうです。

2階の客室では、「釘隠し」といわれるものが見られます。
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※点線囲み部分「釘隠し」

「釘隠し」とは、格式のある和風住宅で、柱や釣り束(つりづか)と長押(なげし)が
交差する部分に打ちとめた大きい釘の頭を隠すための化粧用具のことで、
近年の個人住宅には見られない昔の日本建築ならではのものです。

また天井にも特徴があり、上座と下座で見るとその違いがわかります。

上座から見た場合は、こんな感じ。
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下座から見た場合は、こんな感じ。
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写真では若干解りづらいですが、上座から見ると天井板の凹凸がはっきりとわかりますが、
下座から見ると凹凸はあまり見られず、平です。
これは天井から埃が落ちるのを防ぐために工夫されたものだそうです。

築100年以上経ったいまでも、現役で谷口家のご自宅として使われる先人の知恵・工夫が息づく
素晴らしい意匠の旅籠跡でした。

動橋には「十兵衛宿」以外にも、魅力あふれる観光スポットが点在しています。
「十兵衛宿」も含めた動橋散策マップをつくってみましたので、このブログをみて興味をもたれた方は、
ぜひご活用ください。(N)

◆【PDFマップ】宿場町の面影が漂う 動橋を歩く
画像をクリックすると、マップをダウンロードできます!
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